猫の避妊・去勢

世田谷区と協定を結び、猫の避妊・去勢手術の補助事業をおこなっています。

猫のイメージ 仔猫のもらい手が見つからない、引越しする時において行ってしまった等の理由で地域に捨てられる猫があとを絶ちません。メス猫は生後6ヶ月くらいで最初の発情期をむかえ、そのあとは年に2回以上の出産をむかえる場合もあります。猫は交尾によって排卵するため、ほぼ100%妊娠し、1回に3~6匹の仔猫を生みますので、飼い主のいない猫をさらに増やすことになります。

もちろん、雄猫の飼い主にも責任があります。自分の猫がどこかで子供を作った時に、その責任が飼い主にあるのは当然です。 捨てられた猫の多くは子猫のうちに死に、生きのびておおきくなっても「野良猫」として、人の愛情や世話を受けることのない存在になってしまいます。

世田谷区では、東京都獣医師会世田谷支部と協定を結び、このような飼い主のいない猫を減らすため、猫の不妊・去勢手術費用の補助を実施しています。

飼い猫 飼い主のいない猫
【世田谷区】猫の避妊・去勢補助額 :6,000円
:3,000円
:10,000円
: 5,000円
【世田谷区獣医師会】猫の避妊・去勢助成額 :2,000円
:1,000円
【世田谷区獣医師会】マイクロチップ 助成無し 全額助成※1

※1 AIPO登録料金1,050円は、申請者負担となります。(AIPOは、平成15年に設立された日本全国を対象としたマイクロチップの登録管理機関です。)

飼い猫の不妊去勢手術費用補助金

●対象となる猫
・区民の飼い猫
・獣医師が手術可能と診断した猫
●補助額
メスの場合:6,000円
オスの場合:3,000円
※獣医師会加盟の動物病院内に掲示されている手術料金から補助額が減額されます。
●手続きなど
  1. 獣医師会加盟の動物病院または保健所にある「飼い猫の不妊・去勢手術補助金交付申請書」に記入し、世田谷区保健所に郵送する。
  2. 保健所より「飼い猫の不妊・去勢手術補助金交付決定通知書(正・副)」が郵送されたら、獣医師会加盟の動物病院に連絡して『補助制度を利用して手術を受けたい』ことを伝え、予約する。
  3. 交付決定の日から90日以内に「飼い猫の不妊・去勢手術補助金交付決定通知書(正・副)」を持参し、手術を受けさせる。ただし、年度末については3月31日までに手術を実施すること。
  4. 支払いのときに、「飼い猫の不妊・去勢手術補助金交付決定通知書(副)兼代理受領委任状」に記入し、動物病院窓口に提出する。
  5. 協定により東京都獣医師会世田谷支部が、補助金代理受領するまでの期間立て替えますので、補助金相当額を差し引いた金額で手術を受けることができます。
    補助額分の減額を確認してください。

《注意事項》
※飼い猫の不妊・去勢手術補助金の申請は、手術を行う前に申請してください。
「飼い猫の不妊・去勢手術補助金交付決定通知書(正・副)」が届いてから手術を行ってください。 ※手術後の申請では、補助金は交付されません(手術料金から補助額が減額されません。また、区役所では手術後の申請は受け付けておりません。


飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助金

●対象となる猫
・世田谷区内に生息をしている飼い主のいない猫
・獣医師会が手術可能と診断した猫
●補助金交付対象者
・世田谷区内に住所を有し、世田谷区内に生息する飼い主のいない猫の世話をしていて、飼い主のいない猫が生息する地域への説明などを実施した方。
・不妊・去勢手術済みの猫である識別の措置の実施に同意できる方
●補助額
・メスの場合:10,000円
・オスの場合:5,000円
●申請方法など
  1. 獣医師会加盟の動物病院または保健所にある「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助金交付申請書」に町会や自治会などの自治団体の会長等の役職者に説明予定の内容及び他の必要事項記入後、世田谷区保健所に郵送もしくは持参してください。(申請書は1匹につき1枚必要です)
  2. 申請者は、飼い主のいない猫が生息する地区の町会や自治会などの自治団体の会長等の役職者に、飼い主のいない猫の存在と、この取組が飼い主のいない猫を減らすための活動であることと、そのためには不妊・去勢手術の必要があることなどを説明します。
  3. 保健所より「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助金交付決定通知書(正本・副本)」が郵送されたら、②で説明した内容を決定通知書に記入します。獣医師会加盟の動物病院に連絡して、『補助金制度を利用して手術を受けたい』ことを伝え、手術の予約をします。
  4. 交付決定の日から90日以内に「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助金交付決定通知書(正・副)」を持参し、手術を受けさせます。ただし、年度末については、当該年度の3月31日までに手術を実施してください。
  5. 支払のとき、「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助金交付決定通知書(副本)兼地域への説明結果報告書兼代理受領委任状」に記入し、動物病院窓口に提出します。
  6. 協定により東京都獣医師会世田谷支部が、補助金を代理受領するまでの期間立て替えますので、補助金相当額を差し引いた金額で手術を受けることができます。補助額分の減額を確認してください。

世田谷区獣医師会飼い猫の不妊・ 去勢手術助成

東京都獣医師会世田谷支部では世田谷区の飼い猫の不妊去勢手術助成金とは別に獣医師会会員病院の協力により、飼い猫に対して不妊・去勢手術の助成を行っています。 詳しくは会員病院にお問い合わせ下さい。

●助成額
メスの場合:2,000円
オスの場合:1,000円

東京都獣医師会世田谷支部飼い主のいない猫のマイクロチップ挿入助成

世田谷区では、平成16年4月1日「世田谷区人と動物との調和のとれた共生に関する条例」を施行いたしました。東京都獣医師会世田谷支部では、この条例の趣旨を踏まえ、動物愛護の普及と飼い主の責任やマナーの向上に取り組んでいます。

また、令和元年に動物愛護法の改正で、繁殖業者やペット店において、犬猫のマイクロチップの装着義務化が決まりました。すでに飼われていてマイクロチップが挿入されていない犬猫にも、飼い主はマイクロチップを挿入する努力義務が求められています。

東京都獣医師会世田谷支部では、不妊・去勢助成を受ける「飼い主のいない猫」に対して、個体識別のために不妊・去勢手術の際に、無料でマイクロチップを挿入しています。なお、マイクロチップの登録事務はAIPO(動物普及推進会議)で行っています。AIPO登録料金(1,050円)は、助成を申請した方の負担となります。

※AIPOは、平成15年に設立された日本全国を対象としたマイクロチップの登録管理機関です。